【ASTERA】100%ワイヤレス ― 無線システムの仕組みと3つのキー技術 ―
ASTERAの無線システムとは?3つのワイヤレス技術を解説
ASTERAの大きな特徴のひとつは、すべてのライトに無線チップが内蔵されていること。電源を入れればすぐに自由な演出が始められます。
ここでは、ASTERAの3つの無線システムをご紹介します。それぞれ役割が異なり、組み合わせることで現場の規模や環境に合わせた柔軟な制御が可能になります。
① Bluetooth Bridge(BTB)
― アプリでサッと操作できる“最も気軽なワイヤレス”
Bluetooth Bridge(BTB)とは?
BTB(Bluetooth Bridge)とは、ライトとアプリを橋渡しする機能です。ライト自身が親機となり、中継器としての役割を担います。
ライトのうち1台が“親機”となり、スマートフォン/タブレットとはBluetoothで接続。ほかのAsteraライトへはUHF電波で信号を送ります。
Bluetoothは本来1対1の通信ですが、BTB機能によって1対複数台のライトをまとめて操作できるようになります。
双方向通信にも対応しているため、ライトの情報をアプリ側でチェックすることも可能です。
2020年以前の旧モデルにはBTB非搭載のライトがありますが、親機となる1台がBTB対応であれば、子機として接続後問題なく制御できます。
通信距離
- アプリ ⇔ 親機ライト:Bluetooth 約3m
- 親機ライト ⇔ Asteraライト:UHF 約300m
- (NYX Bulb / LunaBulb / Sola Bulb は約100m)
このBTB機能により、スマホ一つですべてのライトのセッティングを行うことができます。
距離が短い小規模なプロジェクトや、AsteraBoxを忘れた場合のバックアップとしておすすめです。
② AsteraBox
大規模現場を支える“頼れる司令塔”
BTBの役割を果たすのはライトだけではありません。トランスミッターであるAsteraBoxはBluetooth経由でスマートフォンまたはタブレットに接続し、超高周波帯域(UHF)を介して300m以内のすべての照明と接続します。
持ち運びしやすいサイズながら、最大60時間の連続駆動が可能。長時間現場でもバッテリーの心配がありません。
付属のDMXアダプターを使用して操作卓と接続すれば、AsteraBoxをDMXトランスミッターとして使用することもできます。
長時間の現場や大規模で重要なプロジェクトでは、AsteraBoxの使用がおすすめです。
③ CRMX(LumenRadio)
プロフェッショナルが信頼する無線DMX
CRMXは、スウェーデンのLumenRadio社によって開発された高信頼のワイヤレスDMX規格です。
通常、DMX信号はケーブルで伝送しますが、ASTERAのライトにはCRMX受信機が標準で内蔵されています。
対応トランスミッターを使用すれば、有線DMXと同等の安定した制御を完全ワイヤレスで実現できます。
ケーブルを引くことが難しいステージやロケ撮影、屋外イベントでも遅延の少ない確実な通信が可能です。
ASTERA Appを使用すれば、面倒なDMXセッティングもアプリから一括設定できます。
光を「設置」ではなく「配置」する
BTBライト、AsteraBox、CRMX。この3つの無線技術がASTERAの照明システムを支えています。
状況に合わせて制御方法を選べる柔軟さは、“光を設置する”というより“光を配置する”という感覚に近いものです。
ケーブルに制約されないことで、照明の位置やデザインをより自由に考えられる。ASTERAの無線システムは、そんな創造の可能性を静かに後押しするテクノロジーです。